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5月 16, 2023

予約数アップ:ペットと泊まれるホテルに

旅行の予約に関し、ペットを連れて行きたいと願う宿泊客がますます増えています。施設内で介助動物やペットにくつろいでもらえるよう、ホテル経営者が知っておくべきことをご紹介します。

最近の旅行者は、友人や配偶者、子供を連れて行くだけではありません。大切な家族の一員として、ペットも一緒です。ワシントン・ポスト紙によると、米国の家庭の3分の2が1匹以上のペットを飼っており、その数は増え続けています。フォーブス誌によると、ペットオーナーの78%が2020年から2023年の間にペットを飼い始めました。さらに、

51%

のトリップアドバイザー利用者が、ペットとペットの世話に関心があると回答しています*。

最も人気の高いペットは犬で、トリップアドバイザー利用者の45.8%は犬を飼っています*。続いて、猫、鳥、トカゲ、モルモット、ハムスター、ウサギ、魚、亀など、犬以外のペットが挙げられています。

マリオット、キンプトン、ロウズなどの有名ホテルブランドは、すでにペット同伴ポリシーを掲げ、宿泊するペットを迎えるための設備やサービスを宣伝しています。ペット同伴可の施設として掲載し、ペットを飼っている見込み客に最優先の候補として検討してもらいたい場合、以下の重要なポイントを参考にしてみてください。

事前にルールと料金を明確に示す

「ペット同伴可」は、施設によって意味合いが異なります。宿泊先を探しているペットオーナーにとって、ホテル探しは大変かもしれません。特に行ったことのない場所では、なおさらです。旅行者が一番避けたいのは、高額な料金に驚くことです。

旅行者が簡単に見つけられるように、ホテルの公式サイトにペット宿泊ポリシーを掲載します。また、チェックイン時に宿泊客に改めて説明することが重要です。ペット料金について明確に説明するほか、施設で宿泊可能なペットの種類(体重や品種の制限事項など)、1室あたり宿泊可能なペットの頭数、ワクチン接種の証明書が必要かどうか、ホテル内(フィットネスルームやプールエリアなど)に立入禁止エリアがあるかどうかなどを詳しく説明します。

上記の基本的なポイントをどう選択するかで、ペット同伴をどの程度重視するかが決まります。公式サイトやマーケティング資料では、「ペット歓迎」のようにシンプルにPRし、詳細ページへのリンクを記載できます。また、ボストン・ウェスティン・シーポートのように、短い文章でまとめることもできます。

ペットは1部屋につき2匹まで同伴できます。犬や猫も利用できます。客室にペットをおいての外出はお控えください。チェックインの際に、ペットの情報を登録し、免責同意書に署名する必要があります。当ホテルでは、介助犬の同伴を受け入れています。客室に損害が発生した場合は、実費を請求いたします。」

ホテルでペット同伴可能なエリアを指定する

ペット同伴可のホテルでも、宿泊した部屋が期待通りではなかったと、ペットオーナーから苦情が寄せられることがよくあります。そのため、ホテルの客室エリアにペットオーナー専用ゾーンを設けておき、従業員の負担を軽減するため、犬用ベッド、水入れ、ペットシーツなどのペット用品をストックしておくことをおすすめします。

同様に、敷地内で広いスペースのペット専用エリアを設けます。たとえば、犬が走り回れるように、できれば芝生の屋外エリアがあるとよいでしょう。そのほか、障害物、フリスビー、テニスボール、おもちゃ類を完備した、犬用のプレイスペースを作ることで、誰にとっても満足度の高い体験を提供できます。

ペットをVIPのように歓迎する

ペット向けの設備やスペースに関しては、ペットにくつろいでもらう方法がたくさんあります。最近のペットオーナーは、ペットを喜ばせようと、バースデーケーキ、特別なおもちゃ、高級ペットフードなど、年間800ドル近くをペットに費やしています。このようなおもてなしは、ペットに喜ばれるだけではありません。人間の宿泊客に対しても、ロイヤリティと満足感を促進するのに大いに役立ちます。

施設に応じて、以下のようなサービスの導入を検討できます。

  • チェックイン時にペット用おやつを提供
  • ホテルの客室にペットベッドとフードボウルを用意
  • ペット専用のルームサービス特別メニュー
  • ペットシッターまたはスパサービス
  • リード、おもちゃ、用品の貸出し
  • 地元のペット美容室や犬の散歩代行サービス、近隣のペット同伴可能なレストランをコンシェルジュが案内

ペット専用の交流プログラムを提供する

「ハッピーアワー」はおなじみでも、「ヤッピーアワー」はご存じででしょうか。リバティホテル・ボストンでは、ペットと飼い主がプライベートな中庭で「犬用カクテル」を味わうことができます。また、ソラージェ・ナパバレーでは、広大なブドウ園を含む敷地内の至る所で、ガイド付きのベーコン探し競争を体験できます。このようなイベントは、飼い主にとっても愛犬にとっても、楽しい時間となるため、飼い主にホテルを選んでもらう決め手にもなります。

犬以外のペットも受け入れる

ペットオーナーの大半が犬を飼っている一方で、旅行者が他の動物を連れてくる可能性も否定できません。ペット同伴可のホテルは、犬だけでなく、他のペットも受け入れる方がよいでしょう。ペット宿泊に関するポリシーやマーケティング資料を通じて、ホテルで同伴できるペットの種類を明確に示してください(ただし、現時点で全長3.6mものヘビを受け入れないとしても無理はありません)。

トリップアドバイザーのページで、ペット同伴ポリシーをPRできます。トリップアドバイザーのビジネスアドバンテージを利用すると、ペットがホテルを満喫する様子を写真や動画で紹介したり、ペット向けの設備やサービスの概要を説明したり、ペット専用の特典をカスタマイズしたりできます。

*出典:GWI、2020年第4四半期