12月 20, 2022
旅行者は再び世界中を訪れています。ホテルビジネスにおいて、知っておきたい情報をご紹介します。
世界中を旅したいという旅行者の願望は、かつてないほど高まっています。実際、最近実施された調査*の回答者のうち65%が「次の旅行を常に考えている」と回答しています。 パリの街を散策したり、プーケットでスキューバダイビングをしたり、どの目的地を選ぶのであれ、旅行者は再び世界を旅することを切望しています。
来年のビジネスの構築に向けて、以下の情報をご覧ください。
旅先でどこに滞在するかは最も重要な要素の1つです。旅行者の37%が、旅行中で最も思い出に残っているのが宿泊場所だと回答しています。ホテル経営者様は、この点を誰よりもよく知っています。そのため、宿泊客に最高の体験を提供するために多くの時間を費やしています。
37% の
宿泊施設
33%
アクティビティ
29%
食事
27%
カルチャー
16%
交通・送迎サービス
15%
ショッピング
旅行者が再び世界を旅しようと計画している中、調査ではいくつかのパターンが明らかになっています。2023年のホテルビジネスにおける5つの主要な動向をご紹介します。
旅行者は経済予測を注視しています。Skiftのレポートによると、インフレ率は、旅行者が今後の旅行を計画するうえで影響します。これは、旅行中の出費を減らす(32%)、代替の交通機関を使用する(31%)、低コストの旅行先を選ぶ(30%)という回答に反映されています。しかし、旅行者はこの理由により旅行の計画をやめてはいません。実際、依然として最優先事項となっています。
ホテルのオーナー様は、旅行者に予約を促す方法をご検討ください。その1つの方法としては、お得なプランと特典をうまく組み合わせて、収益を大幅に減らすことなく、需要を促進することです。次のサービスが考えられます。
旅行者は、旅先でのんびり、リラックスしたいと考えています。この数年を振り返ると、これも当然のことでしょう。一日中観光を楽しんだ後に(または観光をまったくせずに)施設内でリラックスする方法をアピールすることで、旅行者を引き付けることができます。スパ、プール、絶景などの設備やサービスをアピールするものよいでしょう。
しかし、来年に旅行する理由は、それだけではありません。このリラックスしたい気持ちと並んで、人とのつながりや周辺スポットを訪れたいという想いが生まれています。写真映えする一生の思い出作りをお手伝いできないか、検討してみてください。マーケティング活動では、特に親や祖父母がリラックスでき、そのうえ子供たちが楽しめるような家族向けの設備やサービスをアピールすることで、このトレンドに乗ることができます。
ホテルのオーナー様にとってうれしいことに、旅行者は航空券のような高額なチケットの購入以上に、宿泊施設に最も出費します。旅行者は宿泊施設の決定を非常に重視しており、半数以上(51%)が、宿泊施設の質が悪いと旅行が台無しになる可能性が高いと指摘しています。
旅行者は常にお得なプランを探している一方、エキサイティングな大旅行の際に多く出費する傾向があるのは宿泊施設です。結局のところ、ウォーターフロントのリゾートであろうと、ビッグ・ベン、エンパイア・ステート・ビル、タージ・マハルなどの壮大な景色を望むホテルであろうと、宿泊先は旅行中の拠点となります。2021年、米国に拠点を置くホテルの1泊あたりの平均料金は、2020年の103.25ドルと比較して、2021年には124.67ドルと前年比で増加しました。
宿泊施設の選択は旅行を大きく左右するため、旅行者はトリップアドバイザーを参考にして宿泊施設を選んでいます。トリップアドバイザーの口コミをさまざまな点で調査したところ、ホテルの利用客に顕著な要素が見つかりました。
宿泊施設を選ぶ際に、清潔さが最も重要(57%)と見なされています。これは、パンデミック後にも永続的に続く可能性が高いと言えるでしょう。設備やサービスなどの要素は、重要度が少し下がり、アーリーチェックイン(9%)やWi-Fi(15%)など、盛んに宣伝される特徴は最下位です。利用客のために、施設を最高の状態に整えることは、これからの1年間で非常に重要となります。
旅行者は来年、どのようなことに多くの時間を費やす予定かというと、リモート勤務です。たとえば、マッキンゼーによると、米国の労働者の最大58%は少なくとも週に1日はリモート勤務のオプションがあると回答しています。
これは、他の旅行データでも見られます。Skiftによると、勤務場所を問わない働き方は、リモート勤務が可能な仕事により労働者は10日間の長期ツアーに参加したり、より気軽に出張とレジャーを組み合わせたりできるため、長期旅行に対する需要を増加させることができます。これにより、旅行は場所にとらわれず、設備・サービスや価格もそれに応じたものになります。
旅行先も同様です。バルバドス、ポルトガル、ブラジル、ドバイなどの国では、特にリモート勤務者向けの「デジタルノマド」ビザを発給しています。世界中の労働者がリモート勤務を利用できるようにすることがますます優先事項となっています。1か月以上宿泊する利用客に、リモート勤務者向け特別プランを提供したり、高速Wi-Fi、ラウンジスペース、デジタルノマドの交流の場など、仕事関連の特典を提供したりすることも検討できます。
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