Back to lorem ipsum

12月 20, 2022

2023年にレストラン経営者が知っておきたい旅行者のトレンドトップ5

利用客が外食を再開しています。知っておきたい大切なポイントをご紹介します。

レストランが提供するのは食事だけではありません。私たちの日常を彩る場所です。ロマンスが生まれる初デートの場所、家族が再会する場所、そしてまったく新しい味を体験できる場所でもあります。過去数年間はホスピタリティ業界にとって非常に厳しい状況が続いてきましたが、ホール席やテラス席の利用客が増え始め、厨房でたくさんのメニューが調理され、試飲会や生演奏が再び開催されるようになりました。 

利用客は近隣のレストランに再び足を運ぶようになると同時に、次の旅行でお祝いに使えるぴったりの店を探しています。2022年には、特にラテンアメリカで、年間を通して外食の需要が急増しました*。

来年のビジネスの構築に向けて、以下の情報をご覧ください。

2023年に注目すべき利用客のトレンド上位5選

経済の見通しが暗くても、利用客は外食を優先しています。外食は、旅行者に最も人気のある旅先でのアクティビティなのです(詳細は下記を参照)。Skiftのレポートによると、インフレの懸念は、旅行者が今後の旅行を計画するうえで影響することがわかります。具体的には、旅行中の出費を減らす(32%)、代替の交通機関を使用する(31%)、低コストの旅行先を選ぶ(30%)という回答になっています。

ただし、旅行の計画を中止することはありません。その代わりに、優先順位や出費を他の分野に変えています。トリップアドバイザーのトラフィックによると、旅行への意欲は前年比で35%高まっており、上昇傾向にあるようです。

35%  前年の需要
より 増加

85%
2019年の水準

12%  増加:
10月と昨年を比較

旅行者が再び世界を旅しようと計画し、外食を増やそうとしている中、調査でいくつかのパターンが生じていることが明らかになっています。2023年のレストランビジネスにおける5つの主要なトレンドをご紹介します。

1.カスタマーサービスが依然として最重要

ここ数年はテイクアウトとデリバリーが主流でしたが、利用客は真のホスピタリティを再び求めるようになりました。来店での食事でしか体験できないようなサービスです。今こそ、カスタマーサービスを強化する時です。特に、その食事を特別なものと感じられるさりげないお祝いの要素です。

食事の際に、カスタマーサービスとエンゲージメントがこれまで以上に重要となります。47%の回答者が、粗悪なサービスや不親切なスタッフのせいで食事が台無しになる場合があると述べています。つまり、スタッフの責任が大きいため、常に適切な接客を心がけなければなりません。特にその理由は、次のポイントとも関係しています。

2.食事は旅行の核となる要素

思い出作りにあたって、旅行者に一番重視されるのが食事です。 

旅行者は、旅先で平均して3~4つのカテゴリーのアクティビティに参加し、予算の30%を使うよう計画します。そのうち61%が外食を計画しており、旅先で最も人気のあるアクティビティとなっています。旅行者にとって、食事の計画や、食事を中心とした旅行の計画は、旅行の成功を大きく左右します。

多くの旅行者は旅先で外食をする傾向があり、地元のグルメを体験しようと考えています。一方、メキシコシティのカルニータス、フィラデルフィアのチーズステーキ、チューリッヒのフォンデュといった名物グルメを探すなど、食事の体験が初めて訪れる場所への旅行の意欲につながる場合も多いです。

3.メニューを事前にリサーチ

4人に3人の回答者が、旅行について決めるときに、オンラインの口コミが「きわめて重要、またはとても重要」と答えました。これは、宿泊施設(82%)、観光スポット(77%)、レストラン(70%)など、さまざまなタイプの口コミに当てはまります。

レストランを旅行で定番の体験として考えている旅行者は、トリップアドバイザーで最適なお店や施設を探しています。旅行者は口コミを読む上で、当然ながら食事の内容が最も重要であり(80%)、食事に付随する要素、たとえば駐車場(8%)、待ち時間(19%)、食事に最適な時間(6%)はそれほど重視されませんでした。 

4.多様なレストランへの支援

利用客が求める最も重要な要素は食事ですが、自分たちの価値観に沿ったレストランを支援することにも関心があります。そのため、トリップアドバイザーでは、米国とカナダのレストランがオーナーとブランドのアイデンティティを適切に表現するのに役立つ、次のような複数の項目をご用意しています。

  • アジア系オーナー
  • 黒人系オーナー
  • 障害者オーナー
  • ヒスパニック/ラテン系オーナー
  • 先住民族オーナー
  • LGBTQIA+オーナー
  • 退役軍人オーナー
  • 女性オーナー

来年は利用者の出費の検討はさらに慎重になることから、ビジネスのアイデンティティ(該当する場合)を利用客に伝えることで、差別化を図り、ひいては所属するコミュニティや旅行者とのつながりを築くことができます。

5.QRコードの普及

誰も予想していなかったことですが、パンデミックによる食事体験への長期的な影響として、QRコードの復活が挙げられます。世界中のレストランがこのテクノロジーを採用して、利用客をオンラインメニューに誘導し、潜在的な接触の機会をなくしました。レストランは印刷コストを削減でき、スタッフの不足やメニューの変更に対応できるため、現在も普及しています。紙のメニューを好む方もいるため、常連客に相談して、今後に向けて希望を聞いてみることができます。   

トリップアドバイザーで利用客のトレンドを把握

10億件以上の口コミを掲載しているトリップアドバイザーは、旅行者が必要な情報を見つけるのに最適なサイトです。旅行者は、お店/観光スポットや宿泊施設、レストランを検索する際に、トリップアドバイザーを利用しています。トリップアドバイザーでは、旅先や自宅でお店を探す見込み客にアピールできるよう、レストランの最新トレンドを把握できるようお手伝いします。

トリップアドバイザーを活用して、最新のトレンドを先取りできます。詳細はこちら

出典

  • トリップアドバイザー「旅行者の経済ポートレートレポート(Economic Portrait of the Traveler Report)」(2023年)
  • トリップアドバイザー「Qualtrics社2022年10月、旅行者のトレンド(Traveler Trends)」
  • トリップアドバイザー「Qualtrics社2022年9月、旅行者認識レポート(Traveler Perception Report)」
  • トリップアドバイザー「口コミの影響力(Power of Reviews)」レポート(2022年)